松山神社_(松山市)とは? わかりやすく解説

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松山神社 (松山市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/15 02:43 UTC 版)

松山神社
所在地 愛媛県松山市祝谷東町640
位置 北緯33度51分24.1秒 東経132度47分00.2秒 / 北緯33.856694度 東経132.783389度 / 33.856694; 132.783389 (松山神社)
主祭神 徳川家康公、菅原道真公
社格 旧村社
創建 明和2年(1765年)3月
本殿の様式 権現造
別名 東照宮
例祭 春季例大祭(4月24日)
秋季例大祭(10月6日)
主な神事 初天神祭(1月25日)
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神紋(丸に三つ葉葵)

松山神社(まつやまじんじゃ)は、愛媛県松山市にある神社。

祭神

相殿

由緒

  • 元和4年(1618年)、松山藩加藤嘉明が、湯月八幡宮(伊佐爾波神社)の境内に社を建て、徳川家康を祀った。
  • 明和2年(1765年)3月、8代藩主松平定静は、湯月八幡宮の社を、天台宗常信寺(現在地)に移した。
  • 明和4年(1767年)、定静は、徳川家康の150回神忌法要を行うため、東照宮造営を命じた。
  • 明和5年(1768年)、仮宮が完成し、定静臨席のもと、家康150回神忌の法要が執り行われた。また、常信寺の塔頭のひとつである広厳院が別当寺となった。
  • 文化12年(1815年)、 11代藩主松平定通(御用掛代拝)のもと、家康神忌200年大祭。常信寺へ家康神像を勧請した。
  • 元治2年(1865年)、 13代藩主松平勝成臨席のもと、家康神忌250年大祭。社殿を再造営した(現存の社殿)。
  • 明治元年(1868年)、神仏分離令により、常信寺より分離した。この頃、広厳院も廃絶する。また、東照宮は久松松平家の所有となる。
  • 明治中期、久松家より、祝谷村の鎮守にするようにと、村へ譲渡された。
  • 明治43年(1910年)12月、祝谷の御幸寺山麓より祝谷天満宮を合祀、松山神社と改称した。

祝谷天満宮は、菅原道真が、延喜元年(901年)、左遷の途中に祝谷の山崎の丘に立ち寄った際に、里人に文を教えたとされたことにより、太宰府天満宮から道真の心霊を勧請し造営。天満宮の別当寺は真言宗円盛寺であった。

  • 昭和3年(1928年)、社殿の屋根の葺替が行われ、これまで檜皮葺であったものが、銅板と瓦に葺き替えられた。
  • 平成14年(2002年)、社殿の屋根が修復された。
  • 平成16年(2004年)、本殿、石の間、拝殿、唐門、透塀、御供所、裏門の6棟が、松山市指定の史跡となる。
  • 平成22年(2010年)、大人神輿が43年ぶりに修復された。
  • 令和3年(2021年)、社殿が愛媛県有形文化財に指定[1]

秋祭り

毎年10月5日に宵宮が行われる。夜、大人神輿が町内の御旅所より、神社本殿に宮入りする。

10月6日に例大祭が行われる。

10月7日朝には、子供による奴踊りがあり、続いて大人・子供神輿の宮出しがある。

神輿

2010年に修復され復活した大人神輿である。

松山神社の大神輿に御衣がかけられている写真
松山神社の大神輿を正面から撮った写真

神輿に付けられている家紋は、徳川家の家紋である三つ葉葵である。

松山神社大神輿の三つ葉葵の紋

文化財

愛媛県指定有形文化財

  • 松山神社社殿 6棟:2021年2月24日指定[2]

交通

周辺

脚注

  1. ^ テレビ愛媛(ニュース)
  2. ^ 松山市ホームページ

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