東釧路貝塚
名称: | 東釧路貝塚 |
ふりがな: | ひがしくしろかいづか |
種別: | 史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 北海道 |
市区町村: | 釧路市貝塚一丁目 |
管理団体: | 釧路市(昭51・3・3) |
指定年月日: | 1970.07.22(昭和45.07.22) |
指定基準: | 史1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | 昭和51.02.24 |
解説文: | S50-12-057[[東釧路貝塚]ひがしくしろかいづか].txt: 昭和45年7月22日指定の本貝塚は、11地点にわたる貝塚を含むものであるが、最近、さらに遺跡の範囲が確認されたので追加指定するものである。 S43-6-082[[東釧路]ひがしくしろ]貝塚.txt: 国鉄根室本線東釧路駅に南接する台地にある繩文時代早期から晩期以降にわたる遺跡である。太平洋戦争後、数次にわたって発掘調査が行なわれ、[[鹹水性]かんすいせい]の貝層からは、おもに前期の[[押型文]おしがたもん]土器が出土し、貝層下からは早期の数型式の土器が出土した。また、繩文時代早期の多数の屈葬人骨も発見され、道内屈指の大貝塚である。 |
東釧路貝塚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/17 19:46 UTC 版)
座標: 北緯42度59分39秒 東経144度24分45秒 / 北緯42.99417度 東経144.41250度
東釧路貝塚(ひがしくしろかいづか)は、北海道釧路市貝塚一丁目にある縄文時代の貝塚遺跡。国の史跡に指定されている。
概要
縄文時代早期から近世にかけての、14層以上の遺物包含層をもつ複合遺跡である[1]。1970年(昭和45年)7月22日に貝塚11地点が国の史跡に指定され、1976年(昭和51年)2月24日に遺跡の範囲がさらに確認され、追加指定が行われている。根室本線の東釧路駅に南接する台地にある。太平洋戦争後に数回発掘調査が行なわれた。その結果、鹹水性の貝層からは主にに前期の押型文土器が出土し、貝層下からは早期の数型式土器が出土。また、縄文時代早期の多数の屈葬人骨も発見された[1]。東西120メートル、南北90メートルの範囲に全部で11のブロックがある。厚さ1メートル程度の貝層には、アサリが多く含まれる(全体の70%)が、その他にも、カキ、オオノガイや、暖海性のアカガイ、シオフキなどのほか、トド、アシカなどの海獣類や魚類、鳥類などの骨なども含まれている。貝層中にはイルカの頭骨が放射状に配列された跡もあるほか、トドやイヌなどを埋葬した跡があるなど、宗教性もある。このように、東釧路貝塚は北海道内屈指の大貝塚である[1]。
脚注
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