東照宮御遺訓とは? わかりやすく解説

東照宮御遺訓

読み方:トウショウグウゴユイクン(toushouguugoyuikun)

分野 教訓

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


東照宮御遺訓

読み方:トウショウグウゴユイクン(toushouguugoyuikun)

分野 教訓書(「拾宝験記」)

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


東照宮御遺訓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 23:28 UTC 版)

戒律の原文、日光東照宮のコレクションより。

東照宮御遺訓(とうしょうぐうごいくん、英:Testament of Ieyasu[1])は、徳川家康の遺訓[2]と伝えられる遺文[3]で、偽書とされる[4]。後継者への指針を示したものという [2]

江戸時代後期に、徳川光圀の言葉として広まったものが、天保6年(1835年)に寂庵大静が出版した『心要善悪種蒔鏡和讃』中で「東照御神君台諭」とされたことで家康の言葉という説が生じたとされる[4]明治11年(1878年)ごろに池田松之助という元旗本が家康の署名と花押を入れたものを日光東照宮に奉納した[4]

歴史

この言葉は将軍退任の際に書き留められたもの。目撃者には本多正純 (1565–1637)と2人の僧が含まれた [5]。原典は、 栃木県日光市にある日光東照宮のアーカイブにある [6][要検証]

文面

人の一生は重荷を負て遠き道をゆくか如しいそくへからず不自由を常と思へばふそく無しこころに望み起こらば困窮したる時を思ひ出すヘし堪忍ハ無事長久の基いかりハ敵と思ヘ勝事はかり知りて負くる事志らされハ害其身にいたるお乃れを責て人をせむるな及ばざるハ過ぎたるよりまされり 慶長九年卯月家康


(人の一生は重い荷物を背負って遠い道をゆくようなものである。急いではならない。不自由を常と思えば不足もない。心に望みが起きれば困窮した時を思い出せ。堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。勝つことばかり知り、負けることを知らなければ害がその身にいたる。おのれを責めて人をせめるな。及ばざるは過ぎたるよりまさる。)

出典

参考文献

関連文献

  • 徳川, 義宣「一連の徳川家康偽筆と日課念仏」『金鯱叢書』第8輯、1981年。 
  • 徳川, 義宣「徳川家康遺訓『人の一生は』について」『金鯱叢書』第9輯、1982年。 

外部リンク


東照宮御遺訓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 19:31 UTC 版)

井上正就」の記事における「東照宮御遺訓」の解説

徳川家康の「人の一生重き荷を背負いて…」で有名な御遺訓とは別に江戸時代に『東照宮御遺訓』(『家康御遺訓』、『松永道斎聞書』、『井上主計頭聞書』、『歳賜』ともいう)という禁書写本があった。これは正就が元和初め将軍秀忠使い駿府城家康のもとに数日間滞在した際に本人から聞いた話を松永道斎聞き書きしたものという。

※この「東照宮御遺訓」の解説は、「井上正就」の解説の一部です。
「東照宮御遺訓」を含む「井上正就」の記事については、「井上正就」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「東照宮御遺訓」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東照宮御遺訓」の関連用語

東照宮御遺訓のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東照宮御遺訓のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東照宮御遺訓 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの井上正就 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS