東江の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 07:54 UTC 版)
東江は河源市以南で通航可能であり、内陸水路として物流を担っている。また、東江は香港の主要な水源となっている。広東省は1959年から1960年にかけて東深供水工程(東江─深圳供水工程)と呼ばれる工事を行い、東莞市橋頭鎮から南へ向かう用水路を人海戦術で建設して深圳ダムに導水し深圳周囲の水問題を解決した。水不足に悩む香港政庁はこのダムの水を分けてもらうよう広東省と交渉し、1965年に香港への導水路が完成し、以後多額の料金を支払って東江の水を買い続けている。香港の水道水の70%以上が東江からの水となっている。一方で東江は生活排水や工場排水で汚れており、その水が香港の水道に入る恐れや、東江源流の開発や森林伐採による水量不足も懸念されている。
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