東京太・ゆめ子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 02:17 UTC 版)
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メンバー | 東京太 東ゆめ子 |
結成年 | 1993年 |
解散年 | 2025年 (ゆめ子の死去による事実上解散) |
事務所 | 漫才協会 落語芸術協会 |
ネタ作成者 | 小山田満月 大野桂 |
公式サイト | 東京太 |
東京太・ゆめ子(あずまきょうた・ゆめこ)は、漫才協会、落語芸術協会所属の夫婦漫才コンビ。1976年結婚、1993年結成。2010年、文化庁芸術祭大衆芸能部門で大賞受賞。出囃子は「東京ブギウギ」。
メンバー
東 京太(あずま きょうた、1943年7月21日 - 、本名:菅谷利雄)
- 東京都台東区出身。疎開のため栃木県真岡市で育った。ボケ担当。
- デビュー当初に瀬川伸のショーの司会をしたことがあった。
- 1961年、松鶴家千代若・千代菊に入門。翌年『鶴田松夫・竹夫』というコンビを結成したが、2年で解散。
- 1963年 - 1985年に東京二・京太として活動。解散後、漫談や司会業をしばらくしたのち、漫才に復帰。
- 競輪評論家としてピンでも活動。
東 ゆめ子(あずま ゆめこ、1944年1月22日 - 2025年6月16日、本名:菅谷アサエ)
- 福岡県北九州市出身。ツッコミ担当。
- 専業主婦から漫才師に転向した。
- 2025年6月16日、心不全のため千葉県内の自宅で死去した。81歳没。落語芸術協会での最後の高座出演は同年6月の浅草演芸ホール上席であった[1]。
芸風
栃木弁の抜けない京太が、ゆめ子に押され気味で進んでいく夫婦漫才。
- 京太が言い返そうとするが「そうなんですよ」としか言い返さない。
- 京太が何かを言おうとするが「あれだよ、あれだよ…あれだよ」と言って出てこない。
- なれそめを話し合うが、ゆめ子が「〇〇の場所で〇〇したじゃない」と言うと、京太は「母ちゃん、それオレじゃないよ」と言う。
- 京太が渾身のオチを披露するもゆめ子に軽くあしらわれ、「ウチで乗せといて舞台で裏切るなんてあんまりだよ」と京太が怒る。
- 京太がふてくされて「もう茶碗洗わない」と言う。ゆめ子に「じゃあ、ごはん作らないよ」と言われると「オレ、茶碗洗うよ」と折れる。
- 二人で顔を見合って「んー…ねっ!」
- ネタ終わりのフレーズは「母ちゃん、もう帰ろうよ!」。師匠の松鶴家千代若・千代菊の漫才を継承したもの。
- ゆめ子がセリフをとちると、京太が形勢逆転とばかりに強くツッコミを入れる場合もある。
出演番組
参考文献
- 「東京漫才列伝」(東京新聞出版局)
脚注
出典
外部リンク
- 東京太 - 漫才協会
- 東京太・ゆめ子 - 落語芸術協会
- 特集 色物さん。005 東京太・ゆめ子(漫才)篇 - ほぼ日
- 東京太・ゆめ子 - 漫才協会 - ウェイバックマシン(2023年12月7日アーカイブ分)
- 東京太・ゆめ子 - 漫才協会 - ウェイバックマシン(2025年1月25日アーカイブ分)
- 東京太・ゆめ子のページへのリンク