東アジアの「俗楽」における工尺譜とは? わかりやすく解説

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東アジアの「俗楽」における工尺譜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 20:43 UTC 版)

音名・階名表記」の記事における「東アジアの「俗楽」における工尺譜」の解説

東アジアの「俗楽」(民間通俗的な音楽)の階名表記では、中国起源の「工尺譜」による階名表記用いられていた。これは西洋音階の「ソラシドレミファソラシド」にあたる階名を、それぞれ漢字で「合四一上尺工凡六五乙」と表記し、さらに1オクターヴ高い音についてはそれぞれの漢字の左横にニンベン書き添えるのだった日本でも西洋音楽知識普及する明治中期ごろまでは、明清楽日本俗楽文字譜表記法として、民間ではこの工尺譜用いられていた。 合四一上尺工凡六五乙日本語での読み(唐音)ホー スイ イー ジャン チヱ コン ハン リウ ウー イー 対応する西洋音階ソ ラ シ ド レ ミ ファ(ファ♯) ソ ラその後工尺譜西洋伝来数字譜五線譜に取って代われたが、今でも中国伝統音楽では調を表す専門用語として、工尺譜階名使われる(例えば「D調」を「小工調」、「C調」を「尺字調」と呼ぶ、など)。また、日本雅楽文字譜や、三線文字譜工工四」も、工尺譜影響受けている。

※この「東アジアの「俗楽」における工尺譜」の解説は、「音名・階名表記」の解説の一部です。
「東アジアの「俗楽」における工尺譜」を含む「音名・階名表記」の記事については、「音名・階名表記」の概要を参照ください。

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