条件変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/25 00:44 UTC 版)
建設工事の場合、各種の調査を行って実施される設計に基づく設計と積算によって予算書が作成され予定価格が算出され、入札と落札を経て工事契約が締結される。しかし実際に工事に着手すると、契約時の条件が実際とは異なる場合や、工事着工以前には予見できなかった条件が出てくる場合もある。 建設工事請負契約約款では、第19条に条件変更等の規定がある。 提示された図面、仕様書、閲覧設計書が一致しない場合、設計図書に誤謬または脱漏がある場合、設計図書の表示が明確でない場合、工事現場の形状、地質、湧水等の状態、施工上の制約等設計図書に示された自然的または人為的な施工条件と実際の工事現場が一致しない場合が設計変更に該当するとされており、このほか設計図書で明示されていない施工条件や、予期することのできない特別の状態が生じた場合についてもこの設計変更が適用される。また、設計図書の訂正、工期、請負代金額の変更、あるいは、損害を及ぼした場合の補償についても規定されている。
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