朱肉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/27 11:36 UTC 版)
朱肉(しゅにく)とは、印鑑を用いる際に使われる赤い(朱色の)印肉(いんにく)のことである。印泥(いんでい)とは、中国での呼び名。朱肉を入れる容器のことを肉池(にくち)または印池(いんち)という。
注釈
- ^ 硫化水銀とヨモギの葉、そしてこれを練り合わせるアブラの成分は多くの印泥廠の秘法・秘伝であって、このアブラの成分は未だに判然としない。故に、原文の「油」ではなく「アブラ」とする。
- ^ 硫化水銀の色は損なわれない。しかし、これに付着する「塵、埃」等々は防いだほうがより良いのは当然のこと、これらの付着にも増して困ることは「アブラ」の「蒸発」である。これを防ぐため、「アブラ」が蒸発しにくい「陶器」「石器」などが印泥の入れ物として用いられる場合が多い。印合として造られたこれらの蓋を閉じさえすれば更に「木箱」に入れることは差ほど必要でない。これら印泥入れ(印合)に「木製」のものを用いる時、これに「アブラ」が染み出さない工夫・加工が必要となる。
出典
朱肉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 03:22 UTC 版)
伝統的な練り朱肉は、ヒマシ油に銀朱顔料、松脂、木蝋、綿花を加えて練る。
※この「朱肉」の解説は、「松脂」の解説の一部です。
「朱肉」を含む「松脂」の記事については、「松脂」の概要を参照ください。
「朱肉」の例文・使い方・用例・文例
- >> 「朱肉」を含む用語の索引
- 朱肉のページへのリンク