本邸と別邸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:16 UTC 版)
本邸は京都御苑内(同志社女子大学今出川キャンパスと京都御所との間)にある。桂宮邸跡には敷地を囲む築地塀と、表門と豪壮な勅使門の二つの門が残る。なお本来あった建物は元離宮二条城本丸に移築されて保存されている。幕末に京都御所が焼失した際に桂宮邸を孝明天皇の仮皇居とした際に造営された庭園跡および池跡が残っており、築地塀や御門などの建物と同様に日本国にとって貴重な文化財である。しかしその庭園も、近年、宮内庁職員ための公営住宅を新設するため、とり壊される危機にあった。近年、閑院宮邸が復元整備され一般に公開されて話題を呼んだことから、桂宮邸跡は宿舎を移設した上で復元整備し、一般には2022年5月20日より本邸跡内が公開された。 邸内には、閑院宮邸と同じく、桂離宮を造営した智仁親王以来の大池を囲む庭園が残る。 幕末には孝明天皇の仮皇居となっていたこともあり、皇女の和宮親子内親王はここから江戸へ嫁いでいる。 別邸・別業としては、著名な桂離宮のほか、開田御茶屋・御陵御茶屋・鷹峯御屋敷・小山御屋敷があった。多くの研究がみられる桂離宮に対して、それ以外の別邸・別殿については西和夫・小沢朝江によって分析がなされている。
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