本然論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 06:34 UTC 版)
「ダレについての研究」より「ナニについての研究」を志向しつつ、そのモデルとしての「朴鍾鴻哲学についての研究」を纏めて学部の卒業論文として提出した李は、1980年代から自分固有の哲学を形成し始めている。その最初の結果が「本然」論である。2011年に発表した『本然の現象学』において 李は、「変らざるもの」としてのこの「本然」を李知成という仮名を借りて、「マリョン」(アプリオリな備え)とも表している。現象性/ 問題性/ 自体性/ 超越性/ 必然性/ 恒常性/ 遍在性/ 多樣性/ 当然性をその特徴的性格として指摘しており、世界の存在/ 事物の存在/ 秩序の存在/ 時空の存在、をその内容として取り上げている。一方、この普遍的現象に対する人間的-学問的関心の事例として「創世記」、「ハイデガー」、「老子」、「李知成」の場合を注目する。
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