本人同士の血縁関係によるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 02:47 UTC 版)
「取組」の記事における「本人同士の血縁関係によるもの」の解説
1962年(昭和37年)11月場所12日目、幕下で長谷川勝敏 - 四季の花範雄戦が組まれていたが、叔父と甥の血縁関係(四季の花の姉が長谷川の母親)に当たるという理由でこの取組が削除されるという出来事があった。両力士の6番相撲は14日目に、それぞれ別の力士と組まれた。ちなみに、以前より宮城野(四季の花の師匠)から2人を対戦させないように審判部に申し入れが出されていたものの、両者は2回対戦しており(1回目は1961年(昭和36年)9月場所初日、2回目は1962年(昭和37年)3月場所3日目。結果は四季の花の2戦2勝)、「血縁者同士は対戦しない」という不文律はこの取組を境に定着したものと推察される。 その後も不文律(審判部の内規)として入門時の申請に基づいて兄弟などの取組は回避してきたが、2009年1月場所において光龍忠晴と翔天狼大士が互いに親戚関係だと訴え、追跡調査をする事例が発生したことから、入門時点で親戚関係も明記させることになり、2009年1月29日の理事会決定に基づき、取組編成要領に「4親等以内」と明文化された。その後光龍と翔天狼は2010年1月場所で対戦している。 優勝決定戦における同部屋・兄弟による優勝決定戦の代表的な例としては、1995年(平成7年)11月場所の若乃花勝 - 貴乃花光司がある。
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