本の収納
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:43 UTC 版)
本棚に本を置くときは原則、本を立てる。縦向きに本を置き、背表紙を手前側に向けるのが基本である。そうすることで、背表紙に書かれている書名や書籍番号が一目瞭然で、望みの書籍に辿りつくための平均時間が短くなり、見つかった時も、1冊だけ単独で、簡単に取り出せる。背表紙が見えない状態で置いてしまったり、平らに置いてしまったりすると、個々の書名が判らず、結局は書籍(の山)をわざわざ取り出しては確認するという作業を繰り返さないと見つけられず、相当な重労働になり、検索時間も長くなる。ただし、糸で縫うように綴じた古い和書などは構造が柔らかくて立たず、背表紙に書名は書かれていないので、平らに置くほうが向いている。和書の場合、かわりに、棚にしっかりと分類項目を書く(ラベルなどを貼る)などして検索しやすくする。江戸時代の行政機関などでも、書籍や帳簿類などを書棚に平らに積んでいた。
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