未解読または系統未詳の文字体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:08 UTC 版)
「文字」の記事における「未解読または系統未詳の文字体系」の解説
「未解読文字」も参照 彝文字 インダス文字 トンパ文字 中国の少数民族であるナシ族の間に伝わる文字体系で、経典などの表記に用いられる。抽象化の進んだ表語文字に属する文字と、絵画的でピクトグラムから象形文字の段階に入ったばかりと思われる文字の両方を持つが、その起源についてはまだ十分な研究がない。 ファイストスの円盤の文字 ラパヌイ文字(ロンゴロンゴ文字) イースター島(ラパヌイ島)に伝わる石板に見られる、文字体系の可能性がある記号の体系である。一部の研究者は、決まり文句を記すためだけに使用されたピクトグラムの一種で、文字体系ではないと主張している。1722年のヨーロッパ人との接触以降に、当地の住民がヨーロッパ人の文字使用に触発されてつくり出したとする説が有力である。基本的な字母の数が120個ほどであることから、音素文字である可能性は低い。現在残る文字資料から知られている書字方向は、下から上へ行が進む横書きのブストロフェドンという特異なものである。
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