未確定情報に基づく株式の取得・転売事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:36 UTC 版)
「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」の記事における「未確定情報に基づく株式の取得・転売事件」の解説
クレジットカード準大手のオーエムシーカード(現・セディナ)の株式について、2005年7月に大株主である消費者金融大手の武富士が三菱証券を仲介にして同株式を売却し、翌8月に株をアコムへ譲渡(転売)した。 このアコムの株式の取得に関しては、同社とアドバイザリー契約を締結していた三菱証券が業務上知り得た情報を基に、武富士とアコム間の正式な売買契約締結前に自己勘定で第三者から取得し、その取得価格でアコムに転売して成功報酬を得ていたことが後で発覚。2007年(平成19年)1月29日付けで証券取引等監視委員会が証券取引法の顧客の注文動向を利用して自らの勘定で有価証券の売買を行うことを禁じた条項に接触するとして、金融庁へ勧告し、金融庁は三菱UFJ証券に対して業務改善命令を発令した。同時期に発覚した飛鳥会事件と共にMUFGの経営に影響を与えた。
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