未確認の惑星を持つKOI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 06:18 UTC 版)
「Kepler object of interest」の記事における「未確認の惑星を持つKOI」の解説
ケプラー20(KOI-70)には、少なくとも4つの惑星の存在を示すトランジット信号が確認されている。確認された場合、KOI-70.04は主系列星の周囲でこれまでに発見された最小の太陽系外惑星(地球の大きさの0.6倍)であり、PSR B1257+12 Aに次いで2番目に小さい既知の太陽系外惑星となる。KOI-70.04が偽陽性や誤同定でない可能性は80%を超えると推定されている。 2011年2月1日のデータで公表された6つのトランジット信号は、「地球のような」(地球の2倍未満のサイズ)惑星であり、ハビタブル・ゾーン内にある惑星を示している。それらは、KOI-456.04、KOI-1026.01、KOI-854.01、KOI-701.03、KOI-326.01、KOI-70.03である。しかし、最近の研究ではこれらの候補の一つ(KOI-326.01)は、最初に報告されたときのデータよりはるかに大きく、温度が高いことが判明した。現時点では、太陽のような恒星の周囲のハビタブル・ゾーン内に位置する唯一の「地球のような」惑星候補はKOI-456.04のみである。この惑星候補は、ケプラー160の周囲を公転している。 Muirheadらによる2011年9月の研究では、いくつかの矮星の推定半径と有効温度の再較正により、それらの恒星のハビタブル・ゾーン内に6つの地球サイズの惑星候補KOI-463.01、KOI-1422.02、KOI-947.01、KOI-812.03、KOI-448.02、KOI-1361.01が存在する可能性があると報告されている。
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