未破裂脳動脈瘤の治療方針の決定法
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「脳動脈瘤」の記事における「未破裂脳動脈瘤の治療方針の決定法」の解説
日本の『脳卒中ガイドライン2009』『脳ドックガイドライン2008』によれば、以下が推奨されている。 未破裂脳動脈瘤が発見された場合、患者の背景因子、病変の特徴、未破裂脳動脈瘤の自然歴、および施設や術者の治療成績を勘案して、治療の適応を検討する。 未破裂脳動脈瘤の自然歴(破裂リスク)から考察すれば、原則として、患者の余命が10-15年以上ある場合に、下記の病変について治療を検討する。 大きさ5-7 mm以上の未破裂脳動脈瘤。 5 mm未満であっても、破裂の危険性が高いと推測される動脈瘤(症候性の物、多発性、後方循環、前交通動脈、内頸動脈―後交通動脈分岐部の動脈瘤、不規則な形状、ブレブの存在)。 その他の危険因子として、サイズが大きい物、高齢、女性、クモ膜下出血の既往、クモ膜下出血の家族歴、喫煙、高血圧、が挙げられる。この中で、すぐにでも無くせるリスクは喫煙であり、したがって、禁煙が求められる。
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