木育の意味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 01:07 UTC 版)
木育は、食育と違い、新しい言葉、概念であり、「平成16年度協働型政策検討システム推進事業報告書」(北海道)で初めて示された。この報告書では、「木を子どもの頃から身近に使っていくことを通じて、人と、森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てたいという想いを「木育(もくいく)」という言葉にこめた」記され、「子どもをはじめとするすべての人びとが、木とふれあい、木に学び、木と生きる」こと学ぶ活動を木育とした。 林野庁からの委託を受け木育推進体制整備総合委員会を運営した日本木材総合情報センターでは、「木育」を、「木材や森林との関わり合いから、知育、徳育、体育の3つの側面を効果的に育む取り組み」とし、社会的協同によって効果的に実施・普及させる必要があるものとした。また、木育を「木づかい運動」の一環として捉え、その枠組みの中で木育の活動促進・支援事業を展開するとした。 たとえば東京おもちゃ美術館が設置した赤ちゃん木育広場など、子育て支援施設に対する木材利用推進(社会インフラストラクチャーに対する木材利用の推進)も木育の取り組みとして重要であり、やや包括的に「木材の効能を最大限活かして人の育ちを支援する活動」を木育とする意見もある。
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