朝熊神社
朝熊神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 15:15 UTC 版)
「朝熊神社 (伊勢市)」の記事における「朝熊神社」の解説
朝熊神社は内宮第1位の摂社であり、祭儀に関して別宮に準じた扱いを受けている。豊受大神宮(外宮)第1位の摂社である草奈伎神社においても同様の特別待遇を受けている。 社名・朝熊神社の「朝熊」(あさくま)とは、「浅隈」(あさくま=浅く曲がりくねった川)に由来する。ほかに空海が修行中、朝に熊が、夕に虚空蔵菩薩が出現したことにちなむとする説、コノハナノサクヤビメの異称「葦津姫」に由来するとする説などがある。 社殿は神明造の板葺で、写真にあるように一重の玉垣に囲まれている。神明鳥居を1基備える。古代には二重の玉垣に囲まれ、御倉も有していた。 朝熊神社の祭神は大歳神(おおとしのかみ)、苔虫神(こけむしのかみ)、朝熊水神(あさくまのみずのかみ)。3柱の神はすべて朝熊平野の守護神かつ五穀と水の神であるとされる。『皇太神宮儀式帳』は、桜大刀自(大歳神の子)・苔虫神・朝熊水神の3柱、『倭姫命世記』は前記3柱の親神の櫛玉命・保於止志神・大山祇を含めて6柱を祀るとしている。
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