月匣(げっこう)と月衣(かぐや)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 03:09 UTC 版)
「ナイトウィザード」の記事における「月匣(げっこう)と月衣(かぐや)」の解説
力あるエミュレイターやウィザードたちは地球上で魔法的な能力を使うために、自らの周囲に別の結界を張るこという方法を編み出した。こうすることでエミュレイターやウィザードたちは世界結界の影響を受けずに活動できるようになる。エミュレイターが張る結界を『月匣(げっこう)』、ウィザードが張る結界を『月衣(かぐや)』と呼ぶ。現在の地球で魔法的な能力を使えるエミュレーターやウィザードという者は、これらの結界を張ることができる「選ばれたエリート」と言える。全てのPCは月衣を無条件で常に展開できるくらいの実力者とされるため、ゲーム的には世界結界のせいでPCが魔法を使えなくなるということは一切ない。また、月衣に物を収納して持ち運ぶことも出来る。自分の周囲の空間に直接収納するので重量を感じることは無い。 月匣と月衣は似たものであるが、相違点が一つだけある。それは月匣は自分の周囲に対して張るだけでなく広大な空間を覆うように拡大させて張ることが可能で、そして月匣の中にあるヒトやモノからプラーナを吸収することができるということである。プラーナを吸収すればするほど月匣はより強固により大きくなっていき、最終的には世界結界に干渉するくらいの力を持つようになる。そうなると、エミュレイターが寄生している対象の欲望が『常識』として具現化された世界に地球が生まれ変わってしまう。 PCたちウィザードはそうなる前に、敵の月匣の中に突入してエミュレイターを倒すことになる。この月匣の中はダンジョンとして表現され、現代ものでダンジョンアタックを行うというナイトウィザードの特徴的なギミックになっている。(ただし近年のリプレイやシナリオでは月匣の中はダンジョンではなく単純なバトルフィールドとして表現されるものが多い) 月匣の中は世界結界の影響を受けないのでPCたちは気兼ねなく魔法が使えるのも大きな特徴である。 月匣が展開された空間には「赤色の月」が昇る。それゆえにこの異空間に「月の匣(はこ)」の名がつけられている。赤の月は本作の重要なキー・ビジュアルとして関連作品の多くに使われている。
※この「月匣(げっこう)と月衣(かぐや)」の解説は、「ナイトウィザード」の解説の一部です。
「月匣(げっこう)と月衣(かぐや)」を含む「ナイトウィザード」の記事については、「ナイトウィザード」の概要を参照ください。
- 月匣と月衣のページへのリンク