最後の東映ポルノ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 00:55 UTC 版)
東映ポルノは日活ロマンポルノの勢いに押され、1973年(昭和48年)頃から営業成績が急落しており、1974年(昭和49年)2月16日に公開した多岐川裕美の主演デビュー作『聖獣学園』(鈴木則文監督、併映は渡瀬恒彦主演、清水彰監督『学生(セイガク)やくざ』)が「想像できない不入り」に終わり、岡田社長が腹を立て「ストリップ映画は所詮キワモノだよ!」と、東映ポルノの製作打ち切りを宣言した。しかし『色情トルコ日記』は『聖獣学園』公開直前に製作発表会見を行っており、ヒットも期待できることから、本作公開をもってポルノからの撤退を表明した。東映は系列の東映洋画が洋画ポルノを輸入していて、中途半端な国産ポルノに金をかけるより、洋ピンを輸入して肝心な部分を消した方が安上がりという考えがあった。他に和製カラテ映画の人気が上がったため、ポルノを作る必要がなくなったという見方もある。
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