暴漢事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 23:02 UTC 版)
1963年5月12日、金沢市の金沢市観光会館で、ショーを行った際に暴漢に襲われるという事件が起こる。ラストステージのフィナーレのときにそれは起こった。客席から一人の男性が軍刀を持ち橋に切りかかる。それを止めに入ったマネージャーも右手中指をちぎれそうになるくらいの重傷を負う。橋は咄嗟の判断で軍刀の刃を握り締め、相手に抜かれないように両手で強く握り締めた。その後、関係者などに取り押さえられ、橋は大事には至らなかったが、手のひらと腕と肩と顔に2週間の怪我を負った。なお、橋はこの後遺症で左手小指を伸ばすことができない。それでも、このような危機を凌ぐことが出来たのは、「ボクシングをやっていたからだった」と橋本人が語っている。 逮捕された男は、過去に傷害事件を起こしたこともある前科持ちの男であった。また同ステージに参加していた漫才師、晴乃ピーチク・パーチクのパーチク(手塚清三)も後頭部に怪我を負っている。 『いつみても波瀾万丈』にて橋本人が、「刀を強く握っていなかったら、指をすべてもっていかれた」と語っていた。
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