暗号解読を報じた米新聞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:50 UTC 版)
「ミッドウェー海戦」の記事における「暗号解読を報じた米新聞」の解説
アメリカ海軍が日本海軍の暗号を解読して待ち伏せしていたことは、ミッドウェー開戦直後の6月7日、『シカゴ・トリビューン』紙と系列の『ワシントン・タイムズ=ヘラルド』紙において"Navy Had Word of Jap Plan to Strike at Sea."という見出しの特ダネ記事として報じられた。トリビューン紙は、海軍長官のフランク・ノックスが経営する『シカゴ・デイリー・ニュース(英語版)』と競合する、反ニューディール派の新聞だった。この記事はアメリカ側で大問題となり、日本側が暗号被解読を察知する機会は存在していた。この暴露についてルーズベルトは激怒し、トリビューン紙とタイムズ=ヘラルド紙をスパイ容疑で起訴したが、世間の注目を浴びたことや、発行前に海軍による2度の検閲をクリアしたものであり、無罪となる可能性が高かったことから、提訴を取り下げた。
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