春川・洪川方面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 04:21 UTC 版)
「国境会戦 (朝鮮戦争)」の記事における「春川・洪川方面」の解説
この方面には第2、第12師団を第1梯隊、第5師団主力を第2梯隊、第603モーターサイクル連隊を高速機動部隊として編成していた。第2師団は開戦当日に春川を占領したのち、ソウル東方と水原方面に迂回して韓国軍主力を包囲する計画であった。その任務は、開戦当日のうちに春川を攻略するというものであった。 第12師団は、麟蹄-洪川軸に侵攻して洪川を占領した後、原州-驪州間幹線道路を遮断し、利川-水原方面に進出する第603モーターサイクル連隊の左側方を掩護し、洪川-驪州方面に進出して韓国軍の退路と増援を遮断する計画であった。 第5師団は、第1梯隊の第12師団が洪川方面へ攻撃を開始した後、後続して横城-原州方面に進出して戦果を拡張させ、これにより韓国軍後方師団の増援を遮断し、軍団の第1段階目標である原州-三陟線に進出する計画であった。 この地域に投入された兵力は36,938名であり、火力では122mm榴弾砲24門、76mm野砲72門、76mm自走砲48門、75mm砲24門、45mm対戦車砲139門、37mm対戦車砲12門、その他に120mm迫撃砲60門など計204門の迫撃砲を保有していた。
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