映画における起源・発展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 07:42 UTC 版)
1909年の『Mr. Flip』で、ベン・ターピンは映画史上最初の「パイ投げ」でパイを顔面に受けている その後1914年に、サイレント映画監督マック・セネットが『キーストン・コップス』シリーズの映画でパイを投げさせた。チャールズ・チャップリン(『チャップリンの寄席見物』(1915年)、『チャップリンの舞台裏』(1916年))やロスコー・アーバックル(『デブ君の結婚』(His Wedding Night)(1917年))もパイ投げを用いた。 パイ投げはエスカレートし、1927年のローレル&ハーディによる映画『世紀の闘い』(The Battle of the Century)では、1,000個のパイが投げられたと伝えられる[誰によって?]。 映画がトーキーへ移行してからも、喜劇映画においてパイ投げはさかんに行われた。1935年の『Keystone Hotel』では、前述のベン・ターピンをはじめかつてキーストン・スタジオの映画に出演していたフォード・スターリング、チェスター・コンクリン、ハンク・マンなどが盛大なパイ投げを繰り広げた。またここでは電話を介してパイが遠方の人間にもぶつけられてさらに多くの人々を巻き込むという奇抜な趣向も見られる。 バスター・キートンは『前妻は見ていた』(His Ex Marks the Spot)(1940年)で自身が顔面にパイをぶつけられた。パイ投げはマルクス兄弟[どれ?]や三ばか大将(『In the Sweet Pie and Pie』(1941年))らのスラップスティックコメディの定番ネタであった。後年の「グレートレース」(1965年)でも見せ場になっている。
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