映像祭の拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 02:10 UTC 版)
この映像祭、第1回は前述のとおり105作品からスタートしたが、その後回を重ねるごとに応募作品が増え、実に4000以上の作品が出品されるようになり、各地の放送局や自治体などから、時代を語る地域文化を広く伝えるドキュメンタリーなどの映像作品が多数出品された。またこれらの作品は「小さな民が、歴史を作るという歴史観を展開した」(1987年、映像祭基調講演での鶴見和子によるスピーチから)という。これらは今の日本でどのように動いているかという時代背景と、小さな民、即ち一般市民が様々な困難を乗り越えて成長する人々の営み、表情、風景などを映像を通して記録するという意義が込められ、またそれを地球規模で世界的に様々な課題と向き合う「インターローカリズム」(1981年、映像祭基調講演での堀田善衛によるスピーチから)という精神にもつながっているといわれる。
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