旧:lute時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 20:42 UTC 版)
エイベックスグループに在籍していた五十嵐弘彦が、2016年にYouTubeにて音楽動画サービスを立ち上げ、2017年にエイベックスグループの社内ベンチャーとして法人へ改組。法人化後は、主にInstagramのストーリーズ機能を利用した動画メディアである「lute」を事業化した他、アーティストのマネジメントも手掛けるようになった。「lute」で扱う音楽はノンジャンルであったため、「lute」で紹介されたことをきっかけに、知名度が上がったアーティストやラッパーも少なくなかった。 2018年6月には、韓国のヒップポップレーベルであるHi-Lite Records(ハイライト・レコーズ)と業務提携し、同時にHi-Lite Records所属アーティストと日本におけるエージェント契約を締結した。同年8月から9月にかけて、アイ・マーキュリーキャピタル、アトス・インターナショナル、TLM、ミクシィの投資子会社からも出資を受け、2019年6月期には約3億3000万円の売り上げがあった。 しかし、収益性が低かったことによる厳しい資金繰りや、社内における内部対立などで経営が悪化。それに伴い退社する社員が続出した他、2019年9月から五十嵐との連絡が取れない状態に陥り、五十嵐の消息は代理人の弁護士によって伝えられた。luteは2019年12月4日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた。負債総額は約3億1000万円。 破産手続開始決定以降、元社員は債権者との対応に奔走することになった。破産手続開始決定以降も、五十嵐の行方は不明となっている。 旧:luteは2021年5月18日に法人格が消滅した。
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