旧約聖書説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 01:03 UTC 版)
旧約聖書『出エジプト記』28章17 - 21節には、裁きの胸当てにはめる12個の貴石の記述がある。 ヘブライ語では 第一列、אודם(オデム)、פטדה(ピトダー)、ברקת(バーレケト)、 第二列、נופך(ノーフェク)、ספיר(サピール)、יהלום(ヤハローム)、 第三列、לשם(レシェム)、שבו(シェボー)、אחלמה(アヒラマー)、 第四列、תרשיש(タルシシュ)、שוהם(ショハム)、ישפה(ヤーシュフェー) となっているが、それぞれの石は聖書の翻訳によって異なり、一義的には決まっていない。 聖書協会共同訳、新共同訳、口語訳では、それぞれ以下のように記されている。 第一列、ルビー、トパーズ、エメラルド 第二列、孔雀石、ラピスラズリ、シマメノウ 第三列、オパール、メノウ、紫水晶 第四列、カンラン石、カーネリアン、碧玉 — 聖書協会共同訳 第一列、ルビー、トパーズ、エメラルド 第二列、ガーネット、サファイア、ジャスパー 第三列、オパール、メノウ、アメジスト 第四列、アクアマリン、ラピスラズリ、碧玉 — 新共同訳 第一列、赤玉髄、貴カンラン石、水晶 第二列、柘榴石、ルリ、赤シマメノウ 第三列、黄水晶、メノウ、紫水晶 第四列、黄碧玉、シマメノウ、碧玉 — 口語訳 12の貴石にはそれぞれ支族の名を彫るように指示されており、訳としてオデムをルビー、サピールをサファイヤ、ヤハロームをダイヤモンドとしているものがあるが、これらの宝石は硬度が高く彫刻は困難である。
※この「旧約聖書説」の解説は、「誕生石」の解説の一部です。
「旧約聖書説」を含む「誕生石」の記事については、「誕生石」の概要を参照ください。
- 旧約聖書説のページへのリンク