日韓基本条約と日韓両国の紛争の平和的処理に関する交換公文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:29 UTC 版)
「竹島問題」の記事における「日韓基本条約と日韓両国の紛争の平和的処理に関する交換公文」の解説
1965年の日韓基本条約調印によって李承晩ラインが正式に廃止されたが、竹島の領有権に関しては日韓双方譲らないため、紛争処理事項として棚上げされた。 また、日韓基本条約締結に伴い「日韓両国の紛争の平和的処理に関する交換公文」が取り交わされた。そこには外務部長官李東元署名による韓国側書簡として 「両国政府は、別段の合意がある場合を除くほか、両国間の紛争は、まず外交上の経路を通じて解決するものとし、これにより解決することができなかつた場合は、両国政府が合意する手続に従い、調停によつて解決を図るものとする」 とある。この公文には竹島、または独島という名称は記載されず、一般的な「紛争」についてだけ記載された。竹島問題は李承晩の海洋宣言以来の紛争事項であるが、韓国側は竹島・独島は紛争事項ではないという立場をとっている。 なお、日本側は日韓国交正常化に至る1951年から1965年までの外交交渉文書の開示を拒み続けている。この文書には竹島問題について日韓双方の発言や、昭和天皇と韓国高官とのやりとりなどが含まれているという。
※この「日韓基本条約と日韓両国の紛争の平和的処理に関する交換公文」の解説は、「竹島問題」の解説の一部です。
「日韓基本条約と日韓両国の紛争の平和的処理に関する交換公文」を含む「竹島問題」の記事については、「竹島問題」の概要を参照ください。
- 日韓基本条約と日韓両国の紛争の平和的処理に関する交換公文のページへのリンク