日本語版への序
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 13:58 UTC 版)
原著が出版された1991年から17年後の2008年に出版された日本語版への序において、ラムルは以下の重要な修正を示唆している。 原著では民衆殺戮に加えていなかった1959年から1963年までの「大躍進運動」の餓死者も国際的影響力強化のための食糧輸出に固執した毛沢東の方針による意図的な食料の収奪であり、民衆殺戮とする。その犠牲者数は約3,800万人と推計される。 これにより、中国共産党による民衆殺戮犠牲者数は約7,700万人と推計され、ソビエト連邦による約6,200万人 。 また、ラムルは「無差別都市爆撃をデモサイドと認めている」旨を述べ、「日本軍による中国での空爆を厳しく非難しながら後に日本に対して同様の空爆を一層大規模に行ったアメリカの矛盾を明瞭に指摘している」。 また、日本語訳出版以前からラムルは広島、長崎への原爆投下を含む都市爆撃による民間人殺害を民衆殺戮としている。
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