承継銀行
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承継銀行(しょうけいぎんこう)とは、合併、清算等に伴い金融機関の業務を受け継ぐ受け皿銀行のことを指す。特に、預金保険法等においては、破綻した金融機関の業務を一時的に受け継ぐために設立される銀行のことを指す。
- ^ 銀行業の免許等について 金融庁・平成14年3月19日報道発表
- ^ 株式会社日本承継銀行が株式会社石川銀行及び株式会社中部銀行の営業の譲受け等を行うべき旨の決定について 金融庁・平成14年3月28日報道発表
- ^ 金融破綻処理の手続法的考察 : わが国の実務および米国法の視点から 46-48ページ
- ^ 営業譲受けに係る資金援助(中部銀行)
- ^ “金融機関の破綻処理”. 預金保険機構. 2012年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ “株式会社日本承継銀行の清算結了について”. 預金保険機構 (2014年9月5日). 2017年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ 日本振興銀行関連 預金保険機構
日本承継銀行
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株式会社日本承継銀行は、2002年3月11日に設立され、同年3月19日に銀行業及び担保附社債信託業の免許を受けた承継銀行である。 破綻した石川銀行(2001年12月28日経営破綻)および中部銀行(2002年3月8日経営破綻)の受け皿銀行として、2002年3月28日に両行から営業譲受契約を締結し、最終的な引受先に譲渡されるまでの一瞬の受け皿となった。これらはいずれも、預金保険法上の特別資金援助(いわゆるペイオフ凍結)の時限措置を受けるための手続きであり、実際の業務は再承継先との基本合意契約と譲渡契約以外ほとんど行われていない。 最終的には、石川銀行の事業は、2003年3月24日に営業譲渡が行われると同日付で北陸銀行・北國銀行・富山第一銀行・金沢信用金庫・能登信用金庫(現:のと共栄信用金庫)の5行に、中部銀行の事業は、2003年3月3日に営業譲渡が行われると同日付で清水銀行・静岡中央銀行・東京スター銀行の3行に、それぞれ譲渡され、日本承継銀行は役目を終えた。 この処理が終了した後、預金保険法により2004年3月に日本承継銀行は解散し清算法人となり、2014年9月3日付で清算結了、法人格が消滅した。
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