日本国外の交番
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 23:39 UTC 版)
アメリカ合衆国やシンガポール、ブラジルにも交番制度が輸出されている。 米国ハワイ州のワイキキにはホノルル市警の "Waikiki Beach koban" が、ニューヨーク市のマンハッタンにも交番が設置された。ロサンゼルス市警察はショッピングモール「ザ・グローブ」前に "LAPD KOBAN" を設置した。ロサンゼルスの場合は日本のような24時間態勢ではなく、運用時間が正午から夜10時までで、時間外は無人で閉鎖される。 インドネシアや、ブラジルのサンパウロ州などでは、日本の例を参考にして交番制度が導入されている。特にブラジル・サンパウロ州では2005年からの導入で、殺人事件などの犯罪が大幅に減少した。 シンガポール警察は、幹部候補生を日本に研修に派遣し、警視庁築地警察署数寄屋橋交番に勤務させて、交番制度を実地で体験させるなど、積極的に制度を輸入した。大韓民国、中華民国では、以前から日本とほぼ同様の交番が存在するほか、中華人民共和国にも交番が新設されており、いずれも「派出所」と呼ぶ。ただ、上海市公安局の交番はおおむね日本のそれより規模が大きく、アメリカの警察署(または分署)の規模である。 韓国の明洞派出所 サイパン島ガラパンの交番 シンガポールの交番Neighbourhood Police Post (NPP)
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