日本の飲酒率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 16:50 UTC 版)
厚生労働省の定める飲酒率の定義は「1年以内に1回以上飲酒した人の割合」である。また、飲酒習慣のある者の割合(飲酒習慣者率)の定義は「週に3回以上飲酒し、飲酒日1日あたり清酒換算で1合以上を飲酒する人の割合」。飲酒率と飲酒習慣者率は混同しやすいので注意が必要である。 厚生労働省の2008年の調査によると、飲酒率は男性が83.1%、女性60.9%で、20代前半に限ると男性が83.5%、女性が90.4%であり、女性が男性よりも上回っており、女性の飲酒率は増加していると報告されている。また、2008年の飲酒習慣者率は男性35.9%、女性6.4%、そのうち20代の飲酒習慣者率は男性19.0%、女性4.3%となっている。 このように妊娠可能年齢女性における飲酒率は年々増加しており、さらに妊娠中に飲酒したことのある人の割合も他国と比べて高くなっているため、妊婦のアルコール摂取によって引き起こされる胎児性アルコール症候群の発生率の増加が懸念されている。
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