日本における急流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 09:23 UTC 版)
ヨーロッパ諸国と比べ、日本の川の特徴は急流とされる。例えば、イギリスの日本研究家バジル・ホール・チェンバレンの『日本事物誌』には、「国土が狭小なために、大抵の日本の河川は、川(リブァー)というより、むしろ急流(トレンツ)である」と記述され、河川技術者として日本に招かれたオランダ人の土木技師ヨハニス・デ・レーケも、明治24年(1891年)7月の大洪水後の常願寺川を見て「これは川ではない、滝だ」と表現したと伝えられる。 以上のように、日本へ調査に来た外国人は一様にその河川の急流具合に興味を示したが、2020年には実際にこの発言をしたのはデ・レーケではなくローウェンホルスト・ムルデルであり、対象の川は常願寺川ではなく早月川であったと、富山県会議事録の調査で結論付けられている。
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