日本でのオードブル、前菜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 02:10 UTC 版)
「オードブル」の記事における「日本でのオードブル、前菜」の解説
大饗(だいきょう)料理では、台盤とよばれるテーブルに、多くの料理が並べられたとされる。 室町時代に確立したとされる有職料理では、「初箸および添」とよばれる「前菜」から料理が始まる。 同じ室町時代からの本膳料理では、複数の料理を膳に乗せた単位で提供し、本膳を中心にした料理となっている。そのため本膳以外の、二の膳、三の膳、予(よ)の膳、五の膳などが、「オードブル」となる。 懐石では、初めに折敷に飯、汁物、向付と呼ばれる膾や刺身の3品がまとめて提供される。初めに飯と汁とを食べると、酒も提供され、それから向付を食べるように順番がある。この「向付」が「前菜」に近い。 会席料理では、「先付」と呼ばれる「前菜」から料理が提供される場合が多い。 居酒屋などでは、「先付」、「お通し」、「突き出し」などと呼ばれる「オードブル」や「前菜」が提供される。 日本では、パーティなどで出される、酒のつまみや軽食類を盛り合わせたものを指して、オードブルという。仕出しのオードブル容器は円形で中央に器があり、そこから放射状に6つから7つ程度に仕分けられて各仕切りに皿が配置されるもので、プラスチック製のものはサークルトレーともいう。
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