旅客船フェリーしらかば防波堤衝突事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 19:12 UTC 版)
「フェリーしらかば」の記事における「旅客船フェリーしらかば防波堤衝突事件」の解説
1999年1月29日5時6分、新潟港へ入港する際、信濃川河口左岸から延びる西防波堤へ衝突した。しらかばは信濃川河口部にある新潟港西区へ入港するため、西防波堤の東側を並航するよう北方から航行していたが、平素の針路へ乗せるため右転して西防波堤に接近した。その際に、船位の確認が不十分であったため、西防波堤に向首して衝突の恐れのある状態となった。衝突直前に機関停止、全速力後進が発令されたものの、速力7ノット、80度の角度で船首から西防波堤に衝突した。衝突により、防波堤が損壊、しらかばは船首部外板に破口を伴う損傷を受けたが自力で離堤した。事故当時、新潟港の天候は雪で風力5の北風が吹き、視程は1,500メートルだった。事故原因は、船長の船位の確認が不十分であったこと、レーダー監視に当たっていた航海士が適切な船長補佐を行わなかったこととされた。
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