旅客船フェリーきょうと2岸壁釣人負傷事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 07:50 UTC 版)
「フェリーきょうと2」の記事における「旅客船フェリーきょうと2岸壁釣人負傷事件」の解説
2007年5月13日、本船の新門司港の専用岸壁から5号岸壁への港内移動の際に、5号岸壁で釣りをしていた家族連れの幼児が、係留索とビットの間に両足首を挟まれ、左足首開放骨折などの重傷を負う事故が発生した。5号岸壁は公共埠頭で一般人の出入りが制限されておらず、家族連れは陸上作業員の指示に従って作業中は待避していたが、係留策の張り合わせ完了前に陸上作業員は次の作業のために移動した。父親が状況の確認のため岸壁に近づいたところ、それを追った幼児が係留索の環状になった端部の内側へ踏み入った。作業に当たっていた二等航海士が船首方を注視しており、船尾方の安全確認が不十分なまま、幼児に気付かず係留索の巻き取りを指示したため、幼児は係留索とビットの間に挟まれ受傷した。事故後、再発防止策として係留作業が完全に終了するまで陸上作業員に警戒に当たらせるなど改善処置がとられた。
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