施設・見所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 07:03 UTC 版)
荒沢岳から流れる中荒沢に銀山平キャンプ場がある。第1キャンプ場と第2キャンプ場があり、炊事場や遊歩道なども備えている。開場は7月1日から9月下旬。 キャンプ場遊歩道の奥にある中荒沢には、夏でも雪渓が残り、多くの観光客が訪れる。雪消えは9月になり、雪消えとともに春・夏・秋の花々が一気に開花する不思議な光景が見られる。また雪が消えた夏の間だけ姿を現す「本城の滝」という三段の滝もある。 国道352号をさらに進むと、尾瀬口に近い鷹ノ巣地区と下折立地区に、鷹ノ巣高原キャンプ場・奥銀山キャンプ場があり、最奥部ながらロッジやペンションも点在している。ここまで来ると尾瀬も間近である。冬季になると住民は小出・湯之谷などへ移住する。 奥只見ダムによって造られたダム湖は「奥只見湖」または「銀山湖」と呼ばれ、サクラマス・ヤマメ・イワナなどの大物が釣れる。春の残雪・新緑、秋の紅葉はとても美しく、見応えがある。遊覧船も運航している。作家・開高健もこの地を愛し、たびたび訪れた。銀山平石抱(いしだき)には『河は眠らない』の言葉を刻んだ開高健の記念碑が建つ。 銀山平キャンプ場から枝折峠方面(西)に向かうと、銀山平森林公園がある。ここにはログハウスや日帰り温泉施設が設けられている。 銀山平石抱と駒ノ湯温泉を結び、かつて上田銀山で採掘された銀を運んだ「銀の道」がハイキングコースとして親しまれている。全長12km、標高差460m。所要時間4時間10分。
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