新左翼側の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 15:55 UTC 版)
「ニセ「左翼」暴力集団」の記事における「新左翼側の対応」の解説
日本共産党からひとまとめに「ニセモノ」とされている新左翼党派の日本共産党への態度はまちまちである。中核派、革マル派は全面対決姿勢を採っている。革マル派は機関紙「解放」で毎号のごとく日本共産党を激しく攻撃、批判の急先鋒である。中核派も極めて批判的である(ただ、革マル派と異なり、近年は機関紙上での日本共産党への言及はあまりない)。第四インターナショナルにシンパ組織として加盟している日本革命的共産主義者同盟は国政選挙や各種地方選挙の際には日本共産党への投票を呼び掛けることが多い。これは、いわゆる「批判的支持」の戦術であり、革労協に至っては、日本共産党にターゲットを絞って批判するということはしないが、総選挙の際には白票を投じるよう呼びかけており、日本共産党のみならず支持すべき対象がひとつもないという立場である。しかし、これは左翼共産主義の反議会主義とは異なり、選挙・議会への参加をあらゆる場合に無条件に否定するものではない。日本共産党への接近を試みた党派(ブント系・毛沢東主義系の「マルクス主義青年同盟」や反スターリン主義の「政治グループ稲妻」など)もあるが、逆に「赤旗」で批判され、門前払いされた。 このように、日本共産党といわゆる新左翼勢力との関係は、敵対関係が続いており、お互いが「権力の手先」「修正主義」「反革命」などと非難しあっている。
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