きん‐りょう〔‐リヤウ〕【斤量】
負担重量
(斤量 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 03:15 UTC 版)
負担重量[1](ふたんじゅうりょう)とは、競馬の競走において、競走馬が背負わなければならない重量のことである[2]。
注釈
- ^ 馬齢重量戦のグレードワン競走は秋華賞・菊花賞・阪神ジュベナイルフィリーズ・朝日杯フューチュリティステークス・ホープフルステークスで、ほかは定量戦となっている。
- ^ 2000年時点では有馬記念が古馬混合のレースで唯一の馬齢重量戦であった。
- ^ 厳密には平年の第4回東京開催/第4回京都開催が区切りとなるので、年によっては11月の頭までとなる。
- ^ 2008年にアメリカジョッキークラブカップ、中山記念、京都記念が賞金別定からグレード別定に変更。
- ^ 1997年に平安ステークス、プロキオンステークス、武蔵野ステークスが賞金別定からグレード別定に変更。
- ^ 騸馬が出走可能な3歳限定のG1競走はない。
- ^ 重賞では2008年・マーメイドステークス(G3)のトーホウシャイン(騎手:高野容輔)、2022年・CBC賞(G3)のテイエムスパーダ(騎手:今村聖奈)など負担重量48kgで騎乗し、優勝した例がある。
- ^ 負担重量が引き上げられた背景として、2022年4月に免許所得2年目の若手騎手である西谷凜が福島競馬に騎乗する際、負担重量の調整が出来ず、保護ベストのクッションを抜く不正改造の事案が発覚し、3か月の騎乗停止処分を受けた一件が挙げられる。減量苦に苦しみ、たびたび体重調整の件で制裁を受けていた西谷凜は同年10月末限りで騎手を引退し、調教助手に転業する事となった。“デビュー2年目の西谷凜が今月で引退 茶木厩舎の調教助手に転身へ”. 東スポ競馬 (2022年10月22日). 2022年10月22日閲覧。
- ^ 同レースに出走したカスタディーヴァ号は、3歳牝馬の定量52kgに、南半球生産馬の2kg減、さらに騎乗した藤田菜七子が当時、見習騎手であったことから3kg減を適用して47kgとなった。
- ^ とくに、66.5キロの斤量を背負って競走中に故障したテンポイントの事故以降、極端に重い斤量を嫌う傾向が顕著となっている。
出典
- ^ a b 日本中央競馬会競馬施行規程・第71条
- ^ a b c d e f g h i “競馬のルール|負担重量”. 日本中央競馬会. 2020年8月26日閲覧。
- ^ “斤量(競馬用語辞典)”. 日本中央競馬会. 2016年3月13日閲覧。
- ^ “カンカン場(競馬用語辞典)”. 日本中央競馬会. 2016年3月13日閲覧。
- ^ 日本中央競馬会競馬施行規程・第99条
- ^ “鉛(競馬用語辞典)”. 日本中央競馬会. 2018年9月2日閲覧。
- ^ 日本中央競馬会競馬施行規程・第100条
- ^ “ばんえい競馬って何?”. ばんえい十勝オフィシャルホームページ. 2016年3月13日閲覧。
- ^ “【船山騎手 100勝達成】重賞制覇へ「本当の勝負」”. 北海道新聞 (2010年6月11日). 2013年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月2日閲覧。
- ^ 2024年度競馬番組等
- ^ “2018年1月~12月 格付け競走一覧(実施日順)”. 地方競馬全国協会 (2017年11月14日). 2018年9月2日閲覧。
- ^ JRA 23年度開催日割と重賞日程発表 4月22日に京都競馬場約2年半ぶりグランドオープン - Sponichi Annex 2022年10月18日
- ^ 日本中央競馬会 競馬番組 昭和64年春季 "勝抜制の改善について" "勝抜制の廃止に伴う負担重量の取扱い"
- ^ 坂本日出男『新競馬読本負けたらあかん』文芸社、2003年10月、154頁。(参考:新競馬読本負けたらあかん - 坂本日出男 - Google ブックス)
- ^ “平成31年度(2019年)競馬番組等について”. 日本中央競馬会 (2018年11月20日). 2021年2月6日閲覧。(I-4-(2)平地競走における最低負担重量の設定について)
- ^ “日本中央競馬会競馬施行規程抜粋”. 日本中央競馬会. 2021年2月6日閲覧。
- ^ 令和5年度(2023年度)開催日割および重賞競走 - JRAニュース(日本中央競馬会)2022年10月17日
- ^ 騎手の負担重量の引上げについて - 競馬実況web(日経ラジオ社)2022年10月17日
- ^ a b “38年ぶりの負担重量47キロ | 競馬実況web | ラジオNIKKEI”. ラジオNIKKEI (2017年9月30日). 2021年2月6日閲覧。
- ^ 日本中央競馬会競馬施行規程・第120条
- ^ 藤田伸二『競馬番長のぶっちゃけ話』宝島社、2009年9月10日。ISBN 978-4796672368。
- ^ 日本中央競馬会競馬施行規程・第120条2項
- ^ 日本中央競馬会競馬施行規程・第120条4項
- ^ 日本中央競馬会競馬施行規程・第123条2項
- ^ 例として「重量オーバー ペリエに過怠金3万円」(競馬ネットmagazine・1998年12月1日号)を参照。また岡部幸雄も2001年の京王杯スプリングカップでスティンガーに騎乗した際、同理由で過怠金の対象となったことがある。
- ^ “競走ルールを変更します”. 日本中央競馬会 (2011年1月4日). 2012年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月17日閲覧。
- ^ “2011年4月から競走ルールを変更します”. 地方競馬情報サイト. 地方競馬全国協会 (2011年3月15日). 2014年2月17日閲覧。
- ^ 正確には11ストーン10ポンド (約74.4kgに相当)
[続きの解説]
「負担重量」の続きの解説一覧
- 1 負担重量とは
- 2 負担重量の概要
- 3 斤量が馬に与える影響
- 4 脚注
斤量と同じ種類の言葉
- >> 「斤量」を含む用語の索引
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