文系・理系における位置づけと隣接領域との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 04:21 UTC 版)
「臨床心理学」の記事における「文系・理系における位置づけと隣接領域との関係」の解説
心理学を学ぶ主な場に、大学や大学院がある。日本においては、それら心理学部(学科)や心理学研究科(専攻)は、主に文系に位置づけられていることが多い。しかし心理学は、実験心理学、認知心理学、生理心理学など自然科学的色彩の濃い分野も多く、また研究手法にも統計学や実験を用いるなど応用数学的・理系的処理が要求されるため、文系領域と理系領域など複数の領域にまたがっている学問という意味合いの「学際的な学問」のひとつに数えられることがある。 特に臨床心理学は、上述のように精神科医療との関連性から、取り扱う題材として精神医学、精神病理学、心身医学、精神薬理学などとの関わりが深いため学際的傾向が強く、学部や研究科が開設されているのは、独立した学部や研究科以外では文系の教育学部から理系の医学部まで幅広い。(事実、日本初の臨床心理学科は、1991年に川崎医療福祉大学に設置された)また、卒業・修了時の学位として、学際的な学問を修めたことを意味する学術を専攻分野に冠した博士(学術)、修士(学術)、学士(学術)の授与することもある。
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