文正草子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 文芸 > 御伽草子 > 文正草子の意味・解説 

ぶんしょうぞうし〔ブンシヤウザウシ〕【文正草子】

読み方:ぶんしょうぞうし

室町時代御伽草子2巻作者未詳鹿島大明神大宮司下男である文太(のちに文正)が、塩売りをして長者となり、大納言にまで出世する庶民立身談。塩焼き文正文正草子


文正草子

読み方:ブンショウゾウシ(bunshouzoushi)

室町時代御伽草子代表作

別名 文正物語文太物語


ぶんしょうぞうし 【文正草子】


文正草子

読み方:ブンショウソウシ(bunshousoushi), ブンショウゾウシ(bunshouzoushi)

分野 御伽草子

年代 室町時代

作者 作者未詳


文正草子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 16:50 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

文正草子(ぶんしょうぞうし)とは、室町時代に成立した御伽草子の1つ。塩売文正・塩焼文正・ぶん太物語などの異名がある。全3冊。主人公の文正が立身出世して、娘たちも良縁に恵まれると言う話は、祝儀物として特に婦女子からは歓迎され、正月の吉書の題材や嫁入り道具の1つとして重宝された。また、物語の内容を絵巻にした文正草子絵巻(ぶんしょうぞうしえまき)は、安土桃山時代以後広く世間に流布されていった。更に江戸時代に渋川清右衛門が御伽文庫23種を選んだ際には筆頭に掲げられるなど、広く知られていた。

あらすじ

常陸国鹿島大明神の大宮司に仕えていた雑色の文太はある日突然大宮司に勘当され、その後塩焼として財産をなして「文正つねおか」と名乗る長者となる。後に鹿島大明神の加護で2人の美しい娘を授かるが、ある日姉は旅の商人と結ばれてしまう。だが、その商人は姉妹の美しさを伝え聞いた関白の息子である二位中将の変装であった。姉は中将に伴われて上洛すると、今度はその評判を聞いたによって文正夫妻と妹が召し出された。妹は中宮となり、姉も夫の関白昇進で北政所となってそれぞれ子供に恵まれ、宰相に任ぜられた文正とその妻も長寿を保ったという。

参考文献




文正草子と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「文正草子」の関連用語

文正草子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



文正草子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの文正草子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS