数式でみる暗号化と復号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 06:06 UTC 版)
「ヴィジュネル暗号」の記事における「数式でみる暗号化と復号」の解説
文字を数値としてみれば (a = 0, b = 1, ..., z = 25)、次の式が成り立つ。ただし、 P i {\displaystyle P_{i}} は平文の i 文字目、 K i {\displaystyle K_{i}} は鍵の i 文字目、 C i {\displaystyle C_{i}} は暗号文の i 文字目である。 C i = ( P i + K i ) mod 2 6 {\displaystyle C_{i}=(P_{i}+K_{i}){\bmod {2}}6} 逆に、 C i {\displaystyle C_{i}} から P i {\displaystyle P_{i}} を求める式は、 P i = ( C i − K i ) mod 2 6 {\displaystyle P_{i}=(C_{i}-K_{i}){\bmod {2}}6} となる。mod 26 は、演算結果が 0〜25 の範囲からはみ出した場合には、26 を加算または減算することを表している(剰余演算)。 発明当時は暗号化、復号が「難しい」とされてきたヴィジュネル暗号であるが、このように、加減算と剰余の計算ができれば済むので、10 行足らずのコードを書くだけでコンピュータに計算を任せることができる。
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