数式における用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 04:03 UTC 版)
「ビュレット (記号)」の記事における「数式における用途」の解説
数学において、特定の対象や操作を表すためにビュレットや類似の記号が用いられることがある。 Unicode において、U+2219 BULLET OPERATOR (∙) が数式用の記号として定義されている。ドット U+22C5 DOT OPERATOR (⋅) と同様に以下の文脈で用いることができる: 乗算の例:x ∙ y(2つの数 x, y の積) ベクトルのスカラー積の例:x→ ∙ y→ = x1y1 + x2y2 + ...(2つのベクトル x→, y→ のスカラー積は成分ごとの積の和として表せる) 論理積の例:P ∙ Q → R(P かつ Q は R を含意する) Unicode において、U+2218 RING OPERATOR (∘) が数式用の記号として定義されている。視覚上は U+2218 は白抜きされた円形の記号であり、白ビュレットに類似する。しかし Unicode では白ビュレットは U+25E6 WHITE BULLET (◦) として別に定義されており、用途が異なっている。 U+2218 (∘) は主に写像の合成を表すために利用される。この用途に対し、HTMLの実体参照としては ∘ (∘) が定義されている。 写像の合成の例:(f ∘ g)(∙) = f(g(∙))(g を適用した結果に f を適用する操作を f ∘ g と表す)
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