教授職の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:13 UTC 版)
一般に教授と呼ばれる大学教員にも、以下のような種類がある。なお、主任及び専任教授の場合には、定年満了まで教授職に留まれるが、客員教授や招請(招聘)教授の場合には、一定の年限が課されている場合が多い。特に、客員の場合には、寄附講座の設置などによって新たに設置される教授職のためである。招請の場合には、他学校との併任である場合が多い。なお、同様の職制として准教授、講師、助教、助手(一般には研究員とされることが多い)にも同じような種類が存在する。 主任教授学部もしくは学科(研究科・専攻科)の責任者としての教授職 昇格職ではない。学部所属の教授達が持ち回り的に選任されるケースが多い。 専任教授研究もしくは教育に専念を行う教授職 客員教授特別の目的のために外部から登用した教授職 兼任教員(非常勤教員)扱い。 招請教授特別の目的のために外部から招請した教授職 兼任教員(非常勤教員)扱い。「招聘教授」と呼称される場合もある。 臨床教授大学以外の病院などに勤務して、非常勤で大学の医学生の教育(特に臨床教育)に当たる教授職 兼任教員(非常勤教員)扱い。 このほか正規の教員に準じて任用した有期雇用の非正規教員である「特任教授」などがある。 さらに2018年(平成30年)10月に岡山大学が優秀な准教授が管理業務などを免除され、研究に専念することができる「研究教授」制度を制定。2018年(平成30年)11月現在、5名の研究教授がいる。 以上のように、「教授」の使用も多様化する傾向にある。
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