敗血症 [Septic(a)emia,Sepsis]
細菌による感染症の一つで、皮膚や粘膜の傷あるいは種々の臓器の病巣から、細菌がリンパ系を介して血液中に入り、全身に広がって新しい転移性の感染巣をつくる重篤な症状をいう。敗血症をおこす病原菌にはブドウ球菌、連鎖球菌などのグラム陽性菌や大腸菌、緑膿菌、肺炎桿菌、プロテウスなどのグラム陰性菌がある。魚類のせっそう病菌、ビブリオ病菌、鰭(ひれ)赤病菌、パラコロ病菌、赤点病菌その他のシュードモナス症菌なども敗血症性の病原菌である。
近年は多剤耐性のグラム陰性菌が多く出現して、敗血症性感染症が増加する傾向にある。敗血症では細菌の内毒素の作用によって血行に異常をおこし、ショック状態になることもある。また、血管内凝固や出血、血尿などがみられ、臓器には種々の重度な症状がでて死亡することもある。
近年は多剤耐性のグラム陰性菌が多く出現して、敗血症性感染症が増加する傾向にある。敗血症では細菌の内毒素の作用によって血行に異常をおこし、ショック状態になることもある。また、血管内凝固や出血、血尿などがみられ、臓器には種々の重度な症状がでて死亡することもある。
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