故障表示器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:49 UTC 版)
踏切警報機が故障していることを通行者に対して表示するもの。設備が故障している場合には「故障」の文字が赤色で点滅させる装置を設置したり、看板を掲出する方法がある。JR東日本の踏切では、故障灯はなく、列車進行方向指示器に故障時、ひらがな表記の「こしょう」、あるいは漢字表記の「故障」と表示されるようになっている。なお、普段は踏切が動作していないとき、交互に「ふみきり」「ちゅうい」ないしは「踏切」「注意」と表示されている。 この故障表示器は故障時だけでなく遮断機が一定時分降下し続けていても点灯するようになっている。故障の表示を踏切の誤動作と勘違いした歩行者が踏切を横断して人身事故が続発したため、JR各社では故障表示器を撤去・使用中止したり、「通行しゃ断中 わたらないで下さい 他へお回り下さい」などの文章が点滅するタイプのものに更新されている。JR東日本の高崎支社エリア(主に高崎線)は「『こしょう』と表示されている場合は危険ですから踏切をわたらないでください」という看板が警報器の柱に設置されている。
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