故障者選手特例措置制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 04:51 UTC 版)
「フリーエージェント (日本プロ野球)」の記事における「故障者選手特例措置制度」の解説
日本プロ野球では2007年より故障者選手特例措置制度を導入している。これは特定の条件を満たした選手の出場選手登録日数を救済する制度である。 2月1日から11月30日の間にグラウンド上で発生した故障が原因で出場選手登録を抹消されたために、その年の出場登録日数が145日に達しない選手について、登録抹消を起点として二軍の公式戦に出場するまでの日数のうち、最大60日までがその年の出場選手登録の日数に加算される。シーズン中に数回にわたって登録抹消が起こった場合も、累計60日まで計算され、加えられる。前提条件として、前年の出場選手登録が145日以上であることが必要である。この制度により出場登録日数が加算された場合、翌年は適用の対象外となる。 この制度によってFA権を取得した初めての選手は2007年の福留孝介(取得当時は中日ドラゴンズ在籍)。2008年は大村直之(取得当時は福岡ソフトバンクホークス在籍、海外FA権)と多村仁(取得当時同球団所属、国内FA権)がこの制度で権利を取得した。また、2015年には松坂大輔(取得当時同球団所属、国内FA権)がこの制度で権利を取得した。松坂は同年MLBから復帰したが一軍登録はなく、その前にNPBに在籍していた2006年がこの制度の条件を満たしていたため適用された。
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