推理手法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 07:44 UTC 版)
「古畑任三郎の登場人物」の記事における「推理手法」の解説
彼の推理法は、持ち前の鋭い観察眼と直感力で、わずかな手がかりや発言の矛盾を即座に見抜くことから始まる。多くの場合、出会った直後に犯人ではないかと目をつけている事が多い。これについては視聴者からのハガキで追及されているが、「正味45分で物語を成立させるためには仕方ない」と古畑は説明している。 容疑者が下記のような言動をした際には、何らかの意図があると睨んで、それをとっかかりに推理していく。「嘘をついたとき」 「普段やらない事をやっているとき」 「普段やっている事をしなかったとき」 「普段やっている事が事件に合致したとき」 「皆が分かっていることを間違えたとき」 「犯人しか知り得ないことを知っていたとき」 「たまたま偶然が3度も続くとき」 容疑者と睨んだ人物に対しては、形式上はフレンドリーに振る舞いながらも、粘着質なほど執拗にいつまでも付きまとい、ユーモラスで巧みな話術で執拗に質問をかけ、徹底的に追及するという方法である。その際には、適当な嘘やでまかせで話を合わせたり、相手を怒らせたり不愉快にさせたりすることで平常心でいられない状態にして、相手の不用意な言動を引き出そうとすることが多い。 容疑者のトリックを見破るために、今泉に何度も同じ行動をやらせることが多い。推理に行き詰まった際には、ファミレスなどで食事をしながら部下の今泉たちと会話することが多く、そこで主に今泉の「何気ない言動」からヒントを見つけ出して、犯人のトリックを見破ることが定番となっている。 事件解決の時には、基本的に1対1になる。推理ミスやこじつけであっても、証拠であると提示して容疑者の動揺を誘い、犯人の自白やボロを引き出そうとする。 嘘を見破る秘訣については、「嘘が下手な人は、すべてを嘘で塗り固めようとする」「嘘の上手い人は、肝心の所だけ嘘をついて他は本当のことを話そうとする」ので、「正直者ほど嘘が上手い」と説明している。
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