拡張精度形式とは? わかりやすく解説

拡張精度形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 08:56 UTC 版)

IEEE 754」の記事における「拡張精度形式」の解説

算術その他の演算使用される形式は、符号化したときのもの一致していなくても構わない(つまり、実装は、内部異なる表現使用してもよい)。 この標準では、精度有効桁数)を拡張した形式示し基本形式よりも精度高くすることを推奨している。拡張精度 (extended precision) 形式は、仮数部と指数部桁数ビット数)を基本形式よりも大きくしたものである。拡張可能精度 (extendable precision) 形式では、ユーザー仮数部の桁数指数部範囲指定できる。これらを内部表現として実装することができる。ただし、そのような内部形式も、有限数の表現できる集合定められるようパラメータ (b, p, emax) はきちんと定義されている必要があるまた、この標準拡張(可能)精度形式実装要求してはいない。 この標準では、言語サポートしているそれぞれの基数 b について p と emax を指定する方法提供することを推奨している。 また、拡張形式サポートする場合は、サポートしているそれぞれの基数 b について最大基本形式よりも高い精度サポートすることを推奨している。 2つ基本形式中間の精度拡張形式場合大きい方の基本形式と同じかそれ以上指数範囲を持たなければならない。したがって例え64ビット拡張精度二進形式なら、emax は16383以上でなければならないIntel 808780ビット拡張形式はこの要求満たしている(binary128と指数範囲等しい)。

※この「拡張精度形式」の解説は、「IEEE 754」の解説の一部です。
「拡張精度形式」を含む「IEEE 754」の記事については、「IEEE 754」の概要を参照ください。

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