技術の使用目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/16 07:30 UTC 版)
「PowerNow!」の記事における「技術の使用目的」の解説
モバイル向けのプロセッサの場合、性能と消費電力との兼ね合いが重要になってくる。これはたとえ高性能であってもバッテリという足かせがあり、さらに長時間の稼動できなければモバイル向けのコンピュータには採用できないからである。このPowerNow!の技術が導入される前まではOSの稼動中に動作周波数を変更することは不可能であった。このため、ノートパソコンをコンセントにつないで消費電力の幅に許容が生まれた場合であっても、デスクトップパソコン並みにCPUの性能を上げるには一回再起動を行い、BIOSでFSBの再設定を行う必要があった。しかし、この技術を導入することによって、稼動中でも動作周波数の変更が出来るようになった。このためユーザーは、モバイルのときは消費電力を下げるために低周波数で、コンセント接続時で潤沢に電源が取れる場合は高周波数で、という状況に応じた作業を意識せずとも、自動的に行えるようになった。
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